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2005.10.1 ほっ! 月刊 > 記事画像1 < ... > 記事画像2 <
セントジョンズワートをしのぐメンタルハーブ「ラフマ(羅布麻)」で不安・不眠が解消

メンタルハーブといえば「セントジョンズワート」を思い出す方も多いことでしょう。 しかし、それ以上の力を持ったハーブが注目されているのです。それが「ラフマ(羅布麻)」。あまり聞かれない名前ですが、メンタルハーブのトップに踊り出そうな勢いで人気急上昇です。

●軽いうつ症状がラフマで改善
気力がなくなったという千葉県在住の吉沢昌美さん(55歳、仮名、主婦)は、更年期による軽いうつ状態に悩んでいました。「何に対してもやる気が起きず、急にもの悲しくなったり、疲労感が増して、なかなか布団から出られなかったりすることが度重なる状態でした。医師からは更年期による、軽いうつ状態だといわれました」 ところがラフマエキスを利用するようになってからは、まるで別人のように変わったといいます。
「寝付きがよくなったんです。そして朝すっきり起きられるようになって、もの悲しく感じることもなくなり、今では心の霧が取れたようですっきりした気分なんです」 このように吉沢さんはラフマによって元気を取り戻したのです。

●中国では民間薬として普及
吉沢さんが利用したラフマは中国からヨーロッパの温帯地域に自生しているキョウチクトウ科の植物で紅麻ともいわれています。ラフマに似たものに白麻という植物がありますが別もので、中国でお茶として親しまれ古くから飲まれているのは紅麻の葉です。
植物の薬理に詳しい北海道医療大学名誉教授の西部三省先生にラフマが中国で飲まれている理由を教えていただきました。「ラフマを良く飲む地域では長生きする人が多いということで、1970年代に中国の研究機関がラフマの研究に取り組むようになったのです。その結果わかったのが血圧効果作用です。
臨床試験では、高血圧の患者に飲んでもらったところ血圧が下がり、低血圧の方が飲んだら血圧が上がるという、血圧調整作用があることがわかったのです。さらに、血中脂肪低下作用、鎮静作用、利尿作用などがあることも判明し、薬効の高いお茶として中国では飲まれています」。
最近、このように古くから利用されているラフマが吉沢さんが体験したようにメンタルハーブとして注目されるようになったのです。

●セントジョンズワートよりも高い効能ラフマのメンタルケアの働きが世界的に注目されたきっかけとなったのが2001年に発表された、(株)常磐植物化学研究所と西部先生、アメリカフロリダ大学準教授のヴェロニカ・バタベック博士による共同研究の論文に端を発します。
「この論文はラットを使って抗うつ活性を調べたものです。ラットを水槽に入れると初めは逃れようとしてもがきますが、やがて逃げ出すことをあきらめて動かなくなります。この状態になったとき、抗うつ剤を投与することで動かなくなる時間が短縮されるということを利用した評価方法です。ですから動かなくなる状態が短いほど効果があるわけです」(西部先生)。
試験の結果はラフマエキスは抗うつ剤と同等の効果があり、以前よりメンタルハーブとして人気のあるセントジョンズワートよりも優れた働きがあることが分かったのです。投与された量からすると、16倍以上の効果ともいえるのです。
「効果も大切ですが、さらにラフマはセントジョンズワートのような薬物相互作用がないことも注目されている点です」と西部先生は話します。セントジョンズワートの働きはしっかり研究され、アメリカでの人気を受けて日本にも広まったものですが、薬と併用すると、薬の種類によってはその効き目を抑えてしまうことが分かってきました。
「ところがラフマにはそのような心配がないことが実験で確認しています。年齢とともに身体の不調も出てきて、何かと薬を飲む機会が増えている方にとっても安心して利用できるのがいいですよね」(西部先生)。
ラフマエキスを利用している方には吉沢さんのようにうつ症状に悩んでいる方の他に、睡眠、ストレス、月経時のトラブルに悩む方もいます。メンタルの悩みを抱いている方は年々増えています。ラフマはそんな方を優しくサポートしてくれそうです。

●西部三省(にしべ・さんせい) 北海道医療大学名誉教授。名古屋市立大学薬学部卒業後、アメリカ・テンプル大学付属研究所に留学。薬学博士。北海道医療大学薬学部名誉教授を経て、同大学院教授を併任。日本生薬学会評議員、日本生薬学界年会長などを努め、多くの国際学会に招待され講演を行う。2003年3月大学院を退官し、名誉教授として活躍。

●取材協力:常磐植物化学研究所
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