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2006.2.10 薬事ニュース > 記事画像 <
ストレス時代のサプリ
天然素材のリラックスサプリメント「ベネトロン25」

厚生労働省の調査によると、日常生活でストレスを感じている日本人女性は84%、男性76%に上る。ストレスは、自殺者の増加やうつ病患者数の増大に加え、生活習慣病の要因としても挙げられている。

ストレスから来るイライラ、不眠、不安などをどう解消するか。メンタルヘルスへの注目度は上がっており、医療用抗うつ市場も、ハーブサプリメントとしての「セントジョンズワート」も拡大している。 ただ、「セントジョンズワート」は薬物との相互作用が指摘されている。
常磐植物化学研究所は、抗不安、抗うつ作用を示す天然素材「ラフマエキス」配合のサプリメント「ベネトロン25」を発売。ストレスから来るイライラ、不眠、不安に悩んでいる人にお勧めだ。

医療経営研究所の大森直樹代表は、「ベネトロン25」について、「薬局の存在価値を消費者にアピールする格好の商品であり、店員の店頭対応能力を鍛えるのにぴったりの商品」と評価する。


患者と親しく対話
医療経営研究所所長でトップ薬品を経営する大森直樹氏は「ベネトロン25」について、「薬業小売の販売領域拡大に繋がる画期的商品」と期待を寄せる。

原料に使われているラフマの原産地は、海から遠いうえ、四方を高山や高原に囲まれており、海からの湿気が届きにくい典型的な大陸性気候だ。気温の変化が大きく、少雨で日照時間が長く、常に空気は非常に乾燥している。
さらに、アルカリ性の土壌であり、乾期には塩が析出(析出:ある物質の溶液から固体が現れること)する植物にとっては厳しい環境にある。

シルクロードの通り道としても有名なこの地域とラフマについて大森氏は、「ラフマは中国では飲料としてだけではなく繊維として古くから利用されてきたと言う。高温と低温が複雑に絡み合ううえ、極度に乾燥した気候の中で生き抜いた民族の文化と植物の生命力には感嘆する」と語る。
その上で、「製品への消費者の興味と理解を促すきっかけになるのではないか」と、製品情報はもちろん、その背景についての話題=“物語”も積極的に活用するべきとの考えを示した。

大森氏が不眠、不安、ストレスに悩んでいる顧客への店頭で注意することは、親しく対話をしながら症状や原因について探り、生活改善などの情報提供を行うようにすることだ。
患者が男性の場合、仕事やアルコール、夜更かしの状況などについて、女性の場合は寝つきや家族、近所づきあいの悩みなど、患者に合わせて質問項目を変化させながら対話を進めているという。特に、意識的に親しげに話しかけ、気軽なムードを作り出すことに心を砕くことがポイントと指摘する。
親身に対話をすることで、多くの情報を得ることができ、情報提供の効果、患者の理解度も高くなると、大森氏は親しい対話の効用を強調する。 「生活者の不安を取り除くのがわれわれの仕事。時間をかけて相談できる雰囲気が薬局には重要」と、常に薬局・薬店の相談機能を重視する大森氏にとって、「ベネトロン25」は格好の製品と言うことだ。

【販売実例】
大森氏は、店頭での対話から、心因性の不眠と思われるケースの女性客に「ベネトロン25」を奨め、後日患者さんから感謝された経験があるという。
ミュージシャンのA子さん(51歳)は、リサイタルなど仕事のプレッシャー、ストレスから眠りが浅く、日中の不快感に悩まされていた。主婦のB子さん(60歳)は、職場の人間関係の悩みから不眠に悩まされていた。


ラフマエキスの評価
ラフマエキスは、不眠やPMSに対し、改善効果を発揮すると高い評価を得ている。
ラフマの葉にはフラボノイドやカテキン類などが豊富に含まれていることが分かっている。

【抗鬱作用の確認】
試験を行ったのは、ドイツ・ミュンスター大学と常磐植物化学研究所らの研究チーム。
ラットを用いた強制水泳試験法により実施した。逃避不可能な水槽内にマウスやラットを投じると、はじめは逃れようと激しくもがくが、やがて逃げ出すことを諦めて無動状態になる。抗鬱薬を投与することで、この持続時間が特異的に短縮されることを利用した評価法が強制水泳試験法だ。

12匹のラットを
  (1)抗鬱薬イミプラン15mg/kg群
  (2)ラフマエキス15mg/kg群
  (3)同30mg/kg群
  (4)同125mg/kg群
  (5)同250mg/kg群
  (6)同500mg/kg群
  (7)コントロール群―  に分類。

投与群にはラフマエキス末をそれぞれ1日1回、14日間経口投与して、無動状態を示す活動停止時間をコントロール群、対照薬群と比較したところ、ラフマエキス投与群がコントロール群に比較して活動停止時間が短縮されたことが確認された。

【PMS患者に対する評価】
また、ヒト試験ではロマリンダクリニックの富永国比古医師が月経前症候群(PMS)患者に投与。
30代主婦にエキス換算で25mgを月経前2週間、20代の女性にはエキス換算で50mgを1ヶ月、それぞれ摂取させたところ、鬱症状の改善が見られたという。

【抗不安作用の確認】
第22回和漢医薬学会でフロリダ大と常磐植物化学研究所が発表した「ラフマ(学名=Apocynum venetum L.)葉抽出物(ベネトロン)の抗酸化活性および抗不安作用」では、薬剤と同レベルの抗不安作用を示すことが明らかになった。
雄性マウスを3群に分け、それぞれに対照、ラフマエキスおよびジアゼパム投与群とし、高架式十字迷路法(EPM)により抗不安活性を測定した。その結果、ラフマエキスが抗不安剤であるジアゼパムと同様に、オープンアームでの滞留時間を延長し、ジアゼパムに匹敵する抗不安活性が認められた。
また、ラフマエキスにはフラボノイドやフェノール性化合物が豊富に含まれ、強い抗酸化活性を示すことも確認された。


中国ではお茶に
ベネトロン25は、羅布麻(ラフマ)という植物の葉を抽出精製して得られたエキス「ベネトロン」を主原料としたリラックスサプリメント。

ラフマはキョウチクトウ科に属し、中国からヨーロッパ、アジアの温帯地域に自生する多年生草本で、原産地は、中国新彊(シンキョウ)ウイグル自治区のタリム盆地にあった、さまよえる湖“ロプノール(羅布泊)”周辺と言われている。
中国の西北地区では、ラフマの比較的若い葉をお茶として飲む習慣が古くからあり、中国では、「ラフマが自生する地域の住民は長生きする」と伝えられている。
中国においてお茶の形態のまま医薬品として認められている唯一の素材だ。

常磐植物化学研究所(立崎隆社長、http://www.tokiwaph.co.jp/)は、元国立衛生試験所所長の松尾仁博士を中心に1949年、医薬品原薬メーカーとして創業。 技術指向の植物化学工業の専門企業を目指して事業展開している。
植物成分の抽出・分離。あるいは定量等の分野での技術には定評があり、イチョウ葉エキス、ブルーベリーエキス、大豆イソフラボンをはじめ多数の植物成分から抽出した製品を開発、製造、販売している。

ラフマについては、2004年に米国で特許を取得。国内でも特許を申請中だ。
今後は、薬剤と同レベルの抗不安、抗うつ作用を示す天然素材として、積極的に販売していく考えだ。
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